レストラン茅乃舎オフィシャルブログ

9月茅乃舎生け花教室~重陽の節句にちなんで~

2014年09月12日
昔から中国では、奇数が縁起の良い数とされており、
その一番大きい9が重なる9月9日を重陽の節句としていました。
重陽の節句は、別名菊の節句とも言い、
この日には、お酒に菊の花をうかべ、香りを移し、
そのお酒を飲んで邪気を払い長命を願ったといいます。

旧暦から新暦に代わり、菊の咲く時期とずれてしまいましたが、
今回の生け花教室では、重陽の節句にちなみ、
菊を存分に生けていただきました。

***********

《 8月の花材 》

◆ 菊(糸菊・小菊)
◆ 藤袴(ふじばかま)
◆ 竜胆(りんどう)
◆ 鷹の葉薄(たかのはすすき)
◆ 著莪(シャガ)
◆ 彼岸花(ヒガンバナ)   スタッフ採取

***********


「菊は格調高い花です…」と、いつも秀可先生はおっしゃいます。
菊と言えば、仏壇の花のイメージが強いと思われますが、
「仏壇に菊を生けるのは、菊が手に入りやすい花だからではなく、
仏壇に使う花器が格の高い器なので、個人を尊び、菊を生けるのです。」
優しい表情でそうおっしゃる秀可先生のお話に、納得です。


「通常、花は白が格が高いのですが、
菊は黄色を一番高く中心に生けていきいましょう。」

「菊など格の高い花は備前焼などの素焼きの花器は使いません。
花器の値段の高さではなく、安くても上薬のぬってある花器を使います。
耳の付いている花器はさらに格の高い器です。
また、逆に野花を格の高い器にいけるのも良くありません…」

器選びから始まり、色々な決まり事が多く
皆様、苦労されていましたが、
菊の節句らしく華やかに生けていらっしゃいました。


「小菊の愛らしさを再確認し、菊の季節が楽しみになった。
秋の花材や野の菊を今年はたくさん生けたい。」
…そのようなご感想をいただきました。
仏花のイメージが強い菊ですが、今回の教室で
皆様の認識が変わったような気がいたします。

数々の作品は、秀可先生のホームページでご紹介いただいております。
一つ一つに添えられた、生け方のヒントとなるアドバイス。
皆様もどうぞご覧くださいませ。


***********

さて、もう一つのお楽しみとなっているランチプレート。
今日は、菊酒のかわりに皆様の健康を願って
菊の梅酢を召し上がっていただきました。
また、お料理は、菊の節句に合わせて菊と菊葉で飾った長月饅頭を
ご用意いたしました。


◆ 蓮の実の炊き込みご飯
◆ 長芋の炊込みご飯
◆ 長月饅頭
◆ 鯛ソテーと木の子の紫蘇ソース
◆ 香の物
◆ 味噌汁


スタッフのノックスさんが持参した珍しい蓮の実を
それを尾崎副料理長が炊き込みご飯にしてくださいました。


尾崎副料理長の遊び心と日本の歳時に願う心がこもったお料理へ
「蓮の実の御飯は、生まれて初めてで美味しかった。
長月饅頭は中の素材一つ一つが美味しく、
特に枝豆の存在感があった…(感想より)」
などたくさんのご感想を頂戴いたしました。
今回も皆様に好評だったようで、スタッフ一同嬉しく思っております。

***********

今回初めて彼岸花の咲く時期に教室が重なりました。
土手にひょっこりと顔を出した彼岸花。
この時期ならでは!と、スタッフが採取してまいりました。
これも皆様に喜んでいただき、嬉しい次第です!

ご参加の皆様におかれましては、
わざわざ山の中まで足をお運びくださいまして、
ありがとうございました。

次回は、10月14日の開催です。
スタッフ一同、また皆様にお会いできることを楽しみに
準備をすすめてまいります。

|  HOMEへ戻る |

皆様からのコメント (0)

トラックバック (0)

この記事のトラックバックURL: http://kayanoya.k-shop.co.jp/tb.cgi/2669

このブログのご紹介

西日本最大級の茅葺き屋根のレストラン
「茅乃舎(かやのや)」。茅乃舎スタッフが
イベント情報や自然栽培の食材でつくる
メニューなどについて
紹介するブログです。

最近の記事
オフシャルブログクローズのお知らせ
(2018年03月20日)
蕾が膨らむ季節を迎えています
(2018年03月12日)
啓蟄
(2018年03月06日)
レストラン茅乃舎 2018 年の春
(2018年03月02日)
春の訪れを
(2018年02月27日)

バックナンバー

2018年

2017年

このブログの読者になる

RSSリーダーのご利用で、このブログの更新情報をいち早く入手できます。

RSS FEED RSSを登録する